バナーのトレースについて(実習4日目)

実習

本日は、課題としてバナーのトレースをさせていただきました。

よくよく考えて見るとグループ制作でバナーの作成は一応しましたが、そのどれもがオリジナルでした(しかも共同で作ったので一人で一から作るのは初めてかも)

ただ最初は正直

タカムラ
タカムラ

そのまま写せばいいだけやし楽勝じゃないん?

といった考えでいました…甘々ですね。

蓋を開けてみれば全くそんなことはなく、最初におっしゃっていた通り、「バナー制作には基礎が色々入っているから!」という言葉を痛いほど感じています。

という訳で今回はバナーのトレースが難しい理由について書いていきたいと思います。

トレースが難しい理由その1.少しのズレが致命的になりがち

1つ目は”ズレ”です。少しのズレが違和感に変わったり、その時は気にならなくてもズレがズレを呼んで出来上がる頃にはもうそりゃあぐっちゃぐちゃの悲惨なことに…

私もグラフィックデザインを学んでいるときによく注意されていました。特に文字の配置はほんのわずかなズレでもすごく気になりますし、私だけに限らず生徒のみんな言われてました。

その時の経験があったのか意識的に文字は揃えるようガイドを引きながら気を付けるようにしました。おざなりになりがちな性格の私はちょっと気にかけすぎるくらいがちょうどいいと思いました。

トレースが難しい理由その2.パスを切るのが難しい

2つ目はパスを切るのが苦手な人が多いと思います。もちろん私もその中の一人でして、「なんでそっちに動くんだ!?」とか「滑らかに切れない…」など加減がなかなかつかめない人が多いのでは?

私はグラフィックで数ヶ月みっちりと鍛え上げられたので、多少スキルは上がったかと思いますが、それでも学校の先生の腕を見れば力の差は明らか。しかもこればっかりは感覚で、実際に動かしまくるしか上達の道はないのかなーと思います。以前学校の先生が

半年かけて好きなバンドの大量のCDのジャケット写真を全て切り抜いた

と言っていたのでそれくらいやらなきゃだめなんだなーと思いました。

あ、あと個人的に左利きなのでマウスが扱いづらいっていうのもあります(言い訳)

トレースが難しい理由その3.我を出してはいけない

3つ目は自分の個性を出そうとしてはいけないところだと思います。トレースしていると思うんです。

タカムラ
タカムラ

なんでこんな配置なんだ?絶対にこうした方が良いに決まってる!

と。

もちろんトレースの課題なのでしないのですが(笑) それでも思ってしまうことがあります。これまで学んできたなかで得た経験や知識がありますもんね。むしろそうなってしまうことは自然だと思います。その気持ちを殺したまま模写していくのはどこか気持ち悪いのもすごく分かります(笑)

でもちょっと待ってください。本当に自分が100%正しいのでしょうか?

今模写しているバナーは企業のプロが少しでも利益をあげるため、どうすれば人の目に触れるのか?目立つのか?クリックしたくなるのかを試行錯誤を重ねて制作したものです。私たちより経験も知識もスキルもあります。

その人たちが作ったものなのできっと全てに意味があり、私たちが感じた疑問も必ず理由があるんだろうと思います。なので今はトレースをするなかでプロのスキルを自分のものにしていき、武器にすることが先決なのではと私は考えます。

もちろん疑問に感じる事は素晴らしいことだと思います。それを自分なりに修正してしまうのではなく、なぜ疑問に感じたか、それを直すことで利益や生産性は上がるのか、それをどう直せば効果が上がるのか、ともっと深いところまで落とし込んで考える癖をつけていくことを意識して習慣化させていくこと。デザインだけでなく様々な場面でも大切なことなのではないかと思います。

と言っている自分もそれが出来ている自信は一切ないので、意識していこうと思います。

最後に

このようにバナーのトレースだけでも学ぶことはたくさんありました。

特に自分は少しでもできると思うと自分が正しい!となって周りが見えなくなったり、考えを絶対に曲げない頑固な一面もあります。なのでそれこそ学校の授業でトレースをしていたときは自分を出そうとしたこともありました(笑)

もちろん自分の意見を持っていることは良いこと(私は口に出さずに思っているだけという事があるので少したちが悪い)ですが、他のものを見たり取り入れたりすることも大事だと思います。少しずつここで感じたことを、実践し、自分のものにできたらと思います!

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