こんにちは、トモシゲです。(10日目)
本日午前中にふたっぱの方からマーケティングについてのお話しをして頂きました。
そのお話しで学んだ事と、その後自分でも調べた事を今回お伝えさせて頂きます。

 

お話しのテーマは「WEB担当者に必要なスキル」という内容でした。
自分がWEB制作会社にいると思って考えてみてください。
クライアントからあれこれ希望が言われると思います。その時に自分は何を意識して話をすすめればよいのでしょうか。

そもそも作る必要があるのか

なるほどと思った一つがこの答です。
制作会社にいるのだから作るのが当たり前だと思っているでしょう。
しかし、場合によっては作る必要がない可能性があります。クライアントが言っているのだからその通りにやるというやり方では、最終的に効果の無いものが出来てしまい、自分達にもマイナスの影響が出てしまいます。

そのため、クライアントとのヒアリングを十分行い、希望をしっかり聞き出し、何をするのが一番効果があるのかを考える必要があります。
ゴールを明確に決め、数値化します。ゴールを決めておかないと評価が出来ないため、作って終わりのサービスになってしまいます。

 

4P分析で知る

WEBサイトを作る前に、自社の製品やサービスの現状を把握します。それに使うのは4P分析と呼ばれる考えです。

Product(プロダクト:製品)
Price(プライス:価格)
Place(プレイス:流通)
Promotion(プロモーション:販売促進)

つまりは、

「どのような製品(サービス)を、いくらで、どうやって市場に出すのか」
「ターゲット層にどうやって情報を知らせるのか」

を表しています。なぜこれらをWEBサイトを作る前に振り返る必要があるのでしょうか。

 

WEBサイトの運営は会社全体で関わる事

それは、WEBサイトでPRしている製品(サービス)と実際の製品(サービス)に差がないかを確認するためです。
宣言では良い事しか言わずに、実際はそれに遠く及ばないものであれば、消費者はより大きく反応するでしょう。
WEBサイトで伝える事と実際の製品(サービス)はある程度つり合っている必要があるのです。

場合によっては製品(サービス)の内容や価格、宣伝方法のあり方にも影響を及ぼす可能性もあります。
そのため、WEBサイトで情報を発信するという事は、会社全体で取り組むべき事柄であると言えます。

自分がWEB担当者であったとして、自社のWEBサイトを任された場合、制作会社でクライアントのWEBサイトを作る事になった場合など、立場は様々だと思います。
ですがいずれにしても

・制作の前にやるべき事がある事
・作る事自体が目的では無い事
・事業全体を把握している必要がある事

これらを忘れてはいけないのです。

 


 

購買行動モデル

消費者がモノやサービスを買うという行動は昔も今も同じです。
ですが、商品を知ってから購入するまでの流れは時代によって異なる様です。

効果的に事業を行うには、時代の流れや自社の製品の特性を理解し、それに合った販売戦略を取る必要があります。
そんな購買行動モデルを見ていきたいと思います。

AIDMA(アイドマ)

A…認知・注意(Attention)
I…興味・関心(Interest)
D…欲求(Desire)
M…記憶(Memory)
A…行動(Action)

商品を知り興味を持ち欲しくなる。その記憶が買うという行動につながる。と言う考えです。
購買行動の基本と言われています。

 

AISAS(アイサス)

A…認知・注意(Attention)
I…興味・関心(Interest)
S…検索(Search)
A…行動(Action)
S…共有(Share)

インターネットが普及した時代に適用されるモデルです。
後半3つが先ほどとは異なります。
興味を持った商品は自ら『検索」し購入します。そして得られた気持ちや知識をSNSなどで「共有」する展開です。
今の時代はこの流れが一般的で違和感なく感じられると思います。

 

SIPS(シップス)

先ほどのAISASの様にSNSの影響をより考慮したモデルです。

S…共感する(Sympathize)
I…確認する(Identify)
P…参加する(Participate)
S…共有 & 拡散する(Share & Spread)

商品の情報を得る手段が、広告等ではなくSNSなどで得る「共感」でスタートします。
自分の関心に値するかを確認し、商品の購入、購入に至らなくても友人に伝えたりします。または逆に批判などで自分の考えを伝達する「参加」行動をとります。
最後に自分の取った行動について「共有」を図ります。その情報がまた別の人の「共感」を呼ぶ事になるのです。

昨今の購買モデルを見ますと「共感」がキーワードです。
自分が買った商品を「いいね」と言って欲しい。自分のチョイスを評価して欲しい。
自分が評価されたいために他人にも「いいね」を押す。共感を止めてはいけないと言う空気を感じます。

企業側もその風潮を活かしたビジネス展開を行っています。

 

まとめ

WEB担当者に必要なスキルというテーマでお話しを頂きました。
今回学んだ事はWEB担当者に限らず自分が仕事をする上でとても大事な事だと思いました。
クライアントが求めているから頑張って作成することは、一見素晴らしい事だと思いますが、本当に必要かどうかを見極めて、正しい方法を提案できる方が、さらに相手からの信用を得れると思います。

納得がいく結論が出るまで対話をする事が何より重要なのだと理解しました。