実習12日目。

企業実習も残すところあと僅か。出来る限りスキルを上達させて終わりたいなと思う今日この頃です。

 

さて本日は、前回制作したバナーの修正の最終確認を行い、クライアント様のOKを貰った後、新たなバナーの制作を行っていました。

今回は単純に自主制作なわけですが、自分には無い引き出しを増やそうと思い、ファッション関係のバナー広告という名目で各種設定を考え、制作していました。

 

その設定というものが以下になります。

  • 自社ECサイト内特集ページへのリンク
  • アメリカンでカジュアルなファストファッション
  • 20代のアウトドア派 男女問わず
  • アクティブな雰囲気
  • 西海岸風のビーチ・リゾート感
  • 三色程度まで
  • 明朝体は使わない
  • 外国人モデル

必ず入れる文言

  • SPRING、SUMMER、AUTUMN、WINTER
  • 2020
  • NEW ARRIVALS
  • SHOP IN NEW
  • 季節先取り NEWコレクションスタート

 

これらの設定を考慮して、デザインするに当たり考えたことが以下になります。

まず、ファッション・アパレル関係である以上は必ずブランドイメージというものがあると思います。

しかし、そうはいっても今回はファストファッションであることを考え、所謂高級ブランドのようなガチガチに固められたイメージを匂わす写真素材は使用せず、あくまで庶民的かつ売り出したいターゲットに向けた雰囲気のある素材を使用しました。

(本来は男女両方に訴求する物を制作したかったので季節ごとに男女を分けて考えていたのですが、フリー素材であまり需要が無いのか今回使えるようなカジュアルファッションの男性写真が全く見つかりませんでした。なので、春夏は女性の写真を使用しています。)

設定した西海岸風リゾート系の雰囲気が感じられませんが、素材の使用に限界があるため、特にアメリカン、カジュアル、アクティブ、の要素を感じられるものを選びました。

 

さて、まずは春の新作の特集ページへのリンクを意識したバナーが以下になります。

PANTONEが2019年の春の色と指定した色(日本語の帯の所)がありまして、丁度良いと思いその色を使用した春らしい雰囲気のあるバナーになっています。

使用した写真素材が、モデルに日光が当たっておらず、少し暗い雰囲気を感じたので、まず大胆に春の色を大きく使用する事を決めました。そうすることで、写真に季節感が無くとも春のイメージが先行されたかと思います。

次に、文字情報を白抜きで配置し、その全てを細い線で囲みました。こうすることでまとまりと写真にまではみ出すサイズ感が画面に動きを出すこと、立体感に繋がったかなと思います。

日本語の文字情報は、英語と差別化するために同じあしらいを使用せず、同系色の差し色が欲しかったこともあり、帯で囲むことにしました。

これらの文字情報を枠線も含めて、モデルの全長内に収めることにより、全体的なまとまりが生まれたバナーになったと思います。

 

次に、夏の新作をイメージしたバナーになります。

夏物は縦長のサイズで制作しました。

モデルの服装、背景が既に清涼感のある寒色系の色合いということもあり、あまり色を使わずともそのまま夏のイメージを先行することが出来ました。

しかし、この細長い中にどのようにして大きく文字情報を入れようかと思いました。

参考に縦長のバナーを探してみた物の、そのほとんどが日本語ということもあり縦書きでデザインされた物が多く、アルファベットを使った例がありませんでした。

そこでどのようにして動きを出しつつ文字を目立たせるか考えた結果、大胆に斜めに切ることにしました。そのまま写真もそれに合わせてマスクをかけ、文字の色も相まって夏らしい勢いが表現出来たのではないかと思います。

 

まとめ

一先ずそれっぽい二つが完成しました。といってもまだ自分の中では改善の余地が残るデザインとなっています。個人的に二つともまとまり過ぎているきらいがあるので、それをどのようにして崩すことが出来るかを考えていきたいと思います。明日は引き続き秋と冬のバナーを制作したいと思います。