こんにちは、尾崎です!

明日から真夏の暑さがやってくると聞いて戦々恐々としています・・・。

さて本日は!コンテンツ制作や就職課駆動にも役立つ知覚リスクについてです。

知覚リスクとは

知覚リスクとは、『消費者が商品やサービスを購入する際に感じる不安や懸念』のことです。機能的リスク・心理的リスク・社会的リスク・経済的リスク・身体的リスク・時間的リスクの6つに分類されます。早速具体的に見ていきましょう!

▼知覚リスクの具体例
機能的リスク…品質や機能は大丈夫だろうか、という不安
心理的リスク…購入により自分が恥ずかしい思いをするのでは、という不安
社会的リスク…他人や所属集団からのけ者にされはしないか、という不安
経済的リスク…お金や不動産などの資産を失わないか、という不安
身体的リスク…病気やケガをしないだろうか、という不安
時間的リスク…購入や修理などで時間を損失しないだろうか、という不安

企業はこうした消費者の不安を少しでも解消することによって、消費者が安心して購入に踏み切れるようにすることが必要なわけですね。更に具体的に理解するために「消費者金融」を例にして見てみましょう。

知覚リスク「消費者金融」編

消費者はこういった不安や懸念を抱いていると考えられます。

機能的要因…金利がもったいない
経済的要因…返済できるかどうか不安
時間的要因…手続きに時間や手間がかかりそう
社会的要因…キャッシングなんて恥ずかしい
心理的要因…借金に対する抵抗感
身体的要因…怖い人が取り立てに来そう

これらが解消したり低減するような宣伝であったり、コンテンツを配置すれば良いわけですね。
機能的要因として「金利がもったいない」という要因があるならば、「無利息で借り入れ可能」とか「利率をシミュレーションできるコンテンツを置く」などが挙げられます。

就職活動でもつかえちゃう!?

ふむ、この考え方はは就職活動でも使えそうです。例えば、企業の採用担当者の心情に当てはめて考えてみると・・・

▼知覚リスク「採用担当者」編
機能的リスク…品質や機能は大丈夫だろうか
心理的リスク…採用により会社が恥ずかしい思いをするのでは
社会的リスク…他人や所属集団をうまくやっていける人物だろうか
経済的リスク…給料を払うに値する人物だろうか
身体的リスク…頻繁に病気やケガをしないだろうか
時間的リスク…面接に時間を割いても良いものだろうか

などが考えられます。
採用担当者も同じ人間です。初対面の人とお話しするのは多少なりとも不安だし怖いはずです。こちらの言いたい事だけを一所懸命話アピールするだけでは、伝わらなかったり響かないこともあります。

知覚リスクを考えることで、相手のニーズに寄り添った応募書類を作成したり、面接をスムースかつ効果的に進行することも可能になるかもしれませんね!

まとめ

いかがでしたか?今回は消費者金融を例に挙げましたが、例えばオンラインショップなら「情報漏洩リスク」「送料負担リスク」「時間・利便性リスク」などが考えられます。便利な世の中になるほど、不安も増すとは言いますが、WEBの世界はそれがより顕著だと感じます。売る側・伝える側は、より一層買う側・聞く側に寄り添ったコンテンツ作成が求められているという事ですね。
「リスクを知り、解消法を知ることで、百戦危うからず(危うくないとは言ってない)」と言えるように精進せねば!