「キャッチコピーを目立たせたい」メインビジュアルを作るための超基本テクニック
- By robiii
- 2016年2月15日
- 「キャッチコピーを目立たせたい」メインビジュアルを作るための超基本テクニック はコメントを受け付けていません
(8日目まとめ)
こんにちは、robiiiです。
前回の記事で「統一感と個性の両立するメインビジュアルの作り方」について、自分なりの考えをお話いたしました。
が、今回もまたメインビジュアルのお話です。
なぜかというと、「メインビジュアルにもいろいろなパターンがある」ということを失念していたからです。
クライアントの数だけメインビジュアルの形がある……とまでは言いませんが、目的によっていくつかのパターンはあります。
ということで、今回はまた違った切り口でメインビジュアルについて考えてみたいと思います。
「キャッチコピー」か「イメージ」か……一番見てもらいたいのはどっち?
「全部見せたい!」だと全部埋もれる
あくまで初心者がメインビジュアルについて考える場合のお話ですが、「キャッチコピー」と「イメージ」、どちらをより目立たせたいか、を考えてから作ったほうが良いと思います。
どちらも目立たせたい!というのはわかるのですが、強調したい部分が埋もれてしまう恐れがあるからです。
デザインは引き算、軸となるものを決めましょう。
見せたいものは形がある?ない?
では、どうやって決めるか。
メインビジュアルにおいては、「どんな内容を押し出したいか」が一つの基準となります。
例えばこれ。
前回の記事では、洋菓子のメインビジュアルを作成しました。
この場合、メインで押し出したいのはメニュー、つまり商品です。
「実際に形あるもの(商品など)」を売り出すのであれば、画像(イメージ)に重点を置きましょう!
反対に、「実際の形に見えない効果(サービスや医療など)」を売り出すのであれば、キャッチコピー(文字)に重点をおきましょう!
もちろん、キャッチコピーとイメージ、どちらか一方しか必要ではないということではなく、重点ををおいた要素では説明しきれないアピールポイントを補助する役割を持たせます。
キャッチコピーを読みやすくするポイント
文字がメインなら思い切って大きく!
「イメージやサービス内容の画像があるから使いたい」というならどんどん使いましょう!
しかし、キャッチコピーによって期待や不安を煽り、購入へと繋げる場合はあまり目立たせすぎないように。
目安としては面積を全体の1/3以下にするか、彩度を下げたり透過をかけたりして、背景にうっすらなじませましょう。
あくまで文字の可読性を優先させてください。
背景で「境界」を作る
文字を目立たせるために、飾り枠を使用することもありますよね?
効果的な方法ではあるのですが、多用するとこじんまりとした印象になってしまいます。
そういうときは、背面に文字と平行な長方形などのオブジェクトを敷いて「境界」を作ると、視線の動きを誘導できます。
ただし、これもあくまでうっすらと、です。
テクスチャなども効果的です!
装飾を施す際は「うっすら見えるかなー?」くらいにしておくと、うるさくなりません。
メリハリのあるカラーを使う
「カラーは同系色ですっきりまとめたい!」という気持ち、とてもよくわかります。
ただ、文字を目立たせたい場合はあまりすっきりと揃えてしまうと、小綺麗ですが目立たない印象になってしまいます。
そういう場合は、
- 一番目立たせたい文字に暖色(赤、オレンジ)を使う
- 全体を同系色でまとめている場合は、彩度・明度を変更した補色を使う
と、バランスを崩さずに目立たせることができます。
補色を使用する場合は、どちらかの彩度・明度を下げましょう。どちらも高彩度だときつい印象になってしまいますし、高明度だと逆に印象が薄くなります。
難しいですが、バランスに気をつければ補色は怖くありません!
まとめ
メインビジュアルの作り方はたくさんある!
私も勉強中の身ではあるのですが、用途や業種によってメインビジュアルの作り方はたくさんあるということに改めて気づかされました。
デザインにおいて広く当てはまることではあるのですが、「正解は一つではない」ということを念頭に置いて作業をしましょう。
「一番見せたいのはどこか?」を常に考えることが大事!
その上で、これから目にするデザインに対し、「一番このデザインで見せたい部分はどこだろう?」と考える姿勢を持つことが大切だと思います。
自分の視線がどう動いたか、はじめてデザインを目にしたとき、何を感じたかをメモに取っておくと、徐々に身に付いてきます。
それではまた、次の投稿で。
最近のコメント