そのWebサイトは誰のため?ポートフォリオサイトを作るコツ

2017.2.3

こんにちは!
研修4日目です。

私自身、今では化石レベルのテーブルレイアウト時代からWebサイト制作というものを知っています。
なので、コーディングやWeb制作に必要な用語も一通りは理解しているつもりです。
Webサイトの基本的な構成とか、ユーザーインターフェースだとか、3クリック以内に目的のページに辿りつけるようにする、だとかは理解しています。

ですが、そのWebサイトのターゲット層とか、誰に対して見てほしいのかなどということは漠然としていたままに作っていました。
ある意味、作る側のエゴなデザインをずっと作ってきたという感じですね(汗)。

Webサイトを作る意味

何のためにWebサイトを作るのか

私たち職業訓練を受けている者にとっては、就職活動のためにWebサイトを作っています。
Webデザイナーの求人ではほとんどの場合、作品の提示が必要です。
過去では作った作品をCD-ROMに焼いて同封したり、プリントアウトして提出したり、最悪の場合はUSBメモリーに入れて作品を提示していました。

でもこれってせっかくのWebデザイナーという武器を活かしきれていないと思いませんか?
せっかく自分でWebサイトを作れるのに活用できていないんですから。

ここ最近では「ポートフォリオのURLを記載してください」といったものが増えましたので、この機会に就職活動用のポートフォリオを作ってみましょう!

誰に見てほしい?

『自分はこんなスキルがあるんですよ!』と全面に押し出した最新のデザインでWebサイトを作ったとします。
Webデザイナーやそれに近い職業だったり、詳しい人だと難なく見ることはできるでしょう。

でも、そういった事は人事や事務など一般的なネットしかしない人にとっては何が何やらわからないことも多くあります。
どこをクリックしたらいいの?元のページに戻るのはどれ?今いるページはどこ?
など、迷子になりかねません。

デザイナーや勉強したばかりでその新しい技術を使いたい気持ちはすごくわかるんだけども、就活中の人事・採用担当者向けに作るのであれば、王道のデザインで作ることが基本です。

サムネイルや制作時のポイントなどを書く

作ったWebサイトのサムネイルがあれば、見る側は分かりやすいです。
それに加えてポイントとなる部分や、困った部分をどのように解決したかなども書いておくと良いです。
出来ればそのサイトへのリンクも貼っておきましょう。
レスポンシブであればQRコードを用意しておくものいいですね。

自己紹介をする

作品集として面接や書類と一緒に渡すこともありますが、せっかく公開しているんです。
自己紹介をしっかり作っておけば思いがけないオファーが来るかもしれません。
自分はどんな仕事をしてきて、どんなきっかけでWebデザイナーになったのか。
自分の強みは何で、こんな事をしてきたんだとか、書けば書くほど自分がどんな人間なのかを知ってもらいやすくなります。

あとは、PhotoshoやIllustratorなどのアプリケーションの習得度なんかもあると尚良いです。

自分の身は自分で守る

あまりにも個人情報を出し過ぎるのも怖いので、実名じゃなくニックネームを使うとか、
「○○会社で働いていた」と某社で○○(職種)として働いていたなど、多少濁すのも必要です。
自身の写真を掲載する場合も証明写真みたいなものは避けたほうがいいですね。
…やらないと思いますが(汗)


誰に見てもらいたいのかを考えるとデザインも固まりやすくなりますよね!
ちなみに私はあれこれデザインを迷うタイプの人間ですので、これは改めて実践したいと思います。