ペルソナ設計について考えてみた

皆様、こんにちは。
本日もセミナーをしていただきその中でペルソナ設計についてお話があり、自身でも調べてみたので本日はペルソナ設計についてご紹介しようと思います。

ペルソナ設計とは

まず最初にペルソナ設計とは何か、ですが「企業が提供する製品・サービスにとって、もっとも重要で象徴的なユーザーモデル」を明確化するための設計です。
このユーザーモデルはあたかもその人物が存在するかのように人物像を設定し、またイメージを明確にするために顔写真などを用いることも多いです。

ペルソナ設計を活用するメリット

では、このペルソナ設計を活用することでどのようなメリットがあるのかですが、例えば製品開発をするときで考えてみると、ペルソナ設計を基にどのようなユーザーモデルかを明確化し、製品の開発をしたりマーケティング戦略をたてたりすることができると思います。
甘党で新作には目がない女子高生をメインターゲットと考えるだけでも、味やパッケージデザイン、情報の発信方法も検討できるかと思いますが、より具体的にペルソナ設計をし人物像を考えることで、では商品をどこで購入するのか、どのくらいの金額なら購入しようと思うか等、お金の使い方や生活スタイルのようなふみこんだ情報も考えることができると思います。

ペルソナ設計をすることで売り手側の主観的な考えだけではなく、客観的な情報を基にニーズとのずれがないかを検討することができるのではないでしょうか。
また、チームで動いているとついつい主観的に考えてしまいがちですが、このペルソナ設計を全体で共有することで、ブレることなく一貫した制作が行えます。

様々な企業の実際の取り組みがネットでも閲覧できるので、興味がある方は検索してみてください。

Webデザインにおけるペルソナ設計

また、私が志しているWebデザイン業界においても、ユーザーモデルを明確化し、その人物はどのようなデザインを好むのか、どういったコンテンツを置くと興味をもってもらえるのか、SNSは活用するべきか、など様々な要素を考えることができると思います。

ちなみに私が調べる中でもペルソナ設計自体に賛否両論がありました。するかしないか、でも分かれるみたいです。
また、設計する内容も詳細に短編の小説が書けるレベルで作りこむのか、必要な要素のみで設計をするのかも人それぞれみたいです。ここではあくまで私の実体験と、調べてみた中で有用だと思ったことを書いているので、参考にしていただければと思います。

ペルソナ設計で人物像を考えてみる

では実際にペルソナ設計を考えるときにどのような内容で作りこむと良いのかを下に書き出してみました。
・名前 ・性別 ・年齢 ・居住 ・家族構成 ・職業 ・年収
・生い立ち ・趣味 ・興味があること ・ライフスタイル
・価値観 ・こだわり ・日常の情報源 ・Webの使用頻度 ・SNSの使用頻度 など

上記の項目を基に基本的なことを考え、作成していく中でもう少し深めることができそうですね!

ペルソナ設計を活かしてユーザーシナリオを考えてみる

ペルソナ設計ができたら、次はそれを活かしてどのようにページを作っていくか、ですがまずはそのユーザーがどのような経緯でページの閲覧をするのかを考える必要があると思います。
私たちはそれをユーザーシナリオといって、閲覧までの行動と実際にお店へ足を運ぶまでのシナリオを考えページの構成を行いました。

1.ユーザーがWebサイトの閲覧をする
2.ユーザーが実際に店へ足を運ぶ

この上記2つの行動をシナリオとして考えるだけでも様々な要素を作ることができました。

1.ユーザーがWebサイトの閲覧をする

皆様も閲覧をする際にはブラウザで検索をされるかと思いますが、この検索ワードをしっかりと考えてページ内においておかないとユーザーに見てもらうことが難しくなります。
なので、ユーザーがどのような検索ワードで検索をするのかを考え、ページの作りこみをしました。

検索ワードの例)南森町 居酒屋 / 南森町 日本酒 安い 等

2.ユーザーが実際に店へ足を運ぶ

私たちはお店に足を運ぶまでをゴールにしていましたので、閲覧をした後の行動も考えました。例えば縦長のページだったので、下にスクロールするとヘッダーが見えなくなりページの移動がしにくくなるので、途中から出現するナビゲーションを設けて、ユーザーが見たいときに見たいページに飛べるように導線を確保しました。
また、ヘッダーとフッターには電話番号を記述し、気になったときに電話をかけられるようにも工夫しました。

このようにペルソナ設計をしユーザシナリオを考えることで、ページ構成の具体的なイメージをつかむことができました。
またこの情報はチーム全員で共有し、迷ったときには一度初心に立ち帰りユーザーの気持ちになって考えるようにみんなですることで、つまずく回数がへりました。

まとめ

ペルソナ設計やユーザーシナリオはページ作成だけではなく、ソーシャルメディアの活用やバナー作成でも活かせると思います。
ついつい制作をする時は気がせって、先に手を動かしがちなのですが、最初の設計をしっかりとしておけばその後の制作でつまずいても、解決のきっかけやヒントになるので、しっかりと設計してから制作に取り組むようにしたいと思います!

それでは本日はここまで、読んでいただきありがとうございました。
また明日。

By Fujitsugu

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